ビジネス英語

英語のビジネスメールで「ありがとうございます」はどう書く?

2023年2月15日

英語のビジネスメールで「ありがとうございます」はどう書く?

英語のビジネスメールで「ありがとうございます」とお礼をしたいとき、どうやって書けばいいんだろう・・・

普段あまり英語でコミュニケーションを取ることがなかったり、ビジネス英語初心者の方は、このようにお困りではないでしょうか。

この記事を読めば、あなたのシチュエーションにふさわしい「ありがとうございます」というお礼のメールを送れるようになります。

これから紹介するお礼の表現は、海外ビジネスに長年携わっている私も頻繁に使っているものです。

その中から、お好きなものやあなたの場面にあったものを選んで、ぜひ使ってみてください。

ビジネスシーンに最適な、自然な英語のメールができますよ!

英語のビジネスメールで「ありがとうございます」と伝えるときのポイント

英語のビジネスメールで「ありがとうございます」と伝えるときのポイント

日本語と同じように、英語にも感謝やお礼のフレーズはとても多くのパターンがあります。

ふさわしくない表現を使ってしまうと、相手に感謝の気持ちがうまく伝わらないため、気を付けなければいけません。

しかし、注意すべきポイントについては、実はそこまで多くはありません。

最低限ここだけは守っておけば大丈夫という点をピックアップしました。

  • なるべく簡潔に書くことを心掛ける
  • 何について感謝しているのかを具体的に伝える

日本語ではなるべく丁寧にお礼を書くのがよいとされますが、英語ではなるべく簡潔に・分かりやすく感謝の気持ちを書くことを心掛けましょう。

また、それと同時に、英語のビジネスメールでは「なぜ」「どうして」相手に感謝しているのかを明確に伝えることも重要です。

たとえば、”Thank you for your prompt reply.”というように、”Thank you”の部分で相手へのお礼の気持ちをまっすぐに伝え、”for your prompt reply”と具体的な内容をプラスします。

こうすることで、自分が本当に感謝しているんだというのが相手に伝わりやすくなり、その後の関係構築にも役立ちます。

これらのポイントをふまえた上で、実際に使っていただきたいフレーズ・表現を紹介していきます。

ビジネスシーンで使える「ありがとうございます」の英語フレーズの基本形

ビジネスシーンで使える「ありがとうございます」の英語フレーズの基本形

いざ英語で感謝の気持ちを伝えようと思っても、どの表現を使えばいいのかはとても難しいですよね。

実際、「ありがとうございます」の意味で使われるフレーズはいくつもありますし、あまり経験のない方は調べれば調べるほど迷ってしまうでしょう。

しかし、そんな初心者の方や、普段あまり英語のメールを送らないという人は、この1つだけを基本形として覚えておけばまず間違いありません。

“Thank you for ~” 「~ありがとうございます。」

上でも簡単に紹介しましたが、この表現はビジネスシーンにおけるお礼のフレーズとしては鉄板であり、基本中の基本です。

私たちがカタカナ英語で「サンキュー!」と言うと少し軽いイメージがありますが、実は英語ではきちんとした言い方で、十分に丁寧な形です。

  • “Thank you for your confirmation.” 「ご確認ありがとうございます。」
  • “Thank you for your cooperation.” 「ご協力ありがとうございます。」
  • Thank you for your prompt reply.” 「迅速なご返信ありがとうございます。」

このように「Thank you + 具体的な内容」を、あなたのシチュエーションにあわせて使っていれば全く問題ありません。

ちなみに私は、基本的には取引先への返信メールのすべてをこの”Thank you for ~”から入るようにしています。

たいしたことではなくても普段から相手への感謝の気持ちを伝えることによって、相手も自分に対して良いイメージを持ってくれるようになり、その後も感謝されるような行動を続けてくれるからです。

英語のビジネスメールで使える”Thank you”よりも丁寧な表現

英語のビジネスメールで使える”Thank you”よりも丁寧な表現

“Thank you for ~”でもビジネスマナーとしてなにも問題はありませんが、より丁寧な表現にしたいときはどうすべきでしょうか。

本当に助かったのでとても感謝してる場面や、Thank you では感謝の気持ちを表しきれない、というようなシチュエーションは少なくないですよね。

これもいくつか候補はあるのですが、次の2つをプラスアルファで知っておけば、より丁寧に気持ちを伝えられるようになります。

“I appreciate ~” 「~に感謝いたします。」

“I am grateful for ~” 「~ありがとうございます。」

これらもビジネスシーンで頻繁に使われるもので、丁寧な表現として、よりフォーマルな場面でも使われます。

私の場合、基本は Thank you をメインに使いつつ、本当に助かった!本当にありがとうございます!というときは I appreciate を使うようにしています。

  • “I appreciate your quick response.” 「迅速なご返信に感謝いたします。」
  • “I appreciate your prompt payment.” 「迅速なお支払いに感謝いたします。」
  • “I am grateful for your inquiry.” 「お問い合わせをありがとうございます。」
  • “I am grateful for your understanding.” 「ご理解をありがとうございます。」

このように”I appreciate ~”と”I am grateful for ~”の2つ、もしくはどちらか1つを使えると、より丁寧な・より良いコミュニケーションが取れるでしょう。

*1. I am grateful には for が必要ですが、I appreciate の後ろには for は付きません。ご注意ください。

*2. I am を I’m と省略しないようにしましょう。ビジネスシーンでは省略形はなるべく避けましょう。

まとめ

今回は、英語のビジネスメールにふさわしい「ありがとうございます」の表現をいくつか紹介しました。

感謝やお礼のフレーズはたくさん種類がありますが、たった2~3種類の表現だけで、上手に感謝の気持ちを伝えられます。

あまり自信のない方や、どの表現を使えばいいか迷ってしまう方でも、この2~3つさえしっかり使えれば、相手とより良い関係を築いていくことができます。

ぜひ今回紹介した中から、あなたのシチュエーションにあったものを選んで、実際のビジネスシーンで使ってみてくださいね!

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